Clystaldiskinfo
実はハードディスクと言うものはパソコンの部品な中でも壊れやすいパーツの一つです。これは非常に高い精度を持ちつつも電源が入れば常時稼動している状態になるため必然的とも言えます。また可動部分であるプラッタ、さらにはモーター、ヘッドなど細かい部品も多いため壊れる頻度も高いようです。
しかしながら実際にはコンピューターの中核を担うパーツであり、全ての情報はハードディスクに保存されるため万一トラブルを起こした場合の損害は計り知れません。
定期的なバックアップやRAIDシステムでも用意されていれば別ですが、そうでないユーザーがほとんど。なかなかバックアップも時間がかかって面倒になってしまいますがClystaldiskinfoを使って定期的な診断を行っておけば、故障やトラブルを事前に察知することができ、データ損失なども被害を最小限に食い止めることが可能になります。
主な特徴や機能は?
本体内蔵のHDDだけではなく外付けにも対応。様々な情報のグラフ化表示や警告機能など多彩な機能を搭載しています。
- 内臓のSATA/ATA(シリアル・パラレル)だけではなく、最新のSSDにも対応。USB接続された外付けディスク、及びeSATA接続のディスクにも有効です
- OAAM/APM 設定変更機能
- 異常発生時、ポップアップにて警告
- IDE/ATA/SCSI コントローラ とディスクの接続情報、S.M.A.R.T. 情報、ディスク基本情報などをテキストコピー可能
- イベントログに対応したディスクの健康状態や温度の監視機能
- パネルのテーマ変更(HTMLおよびCSSによる)
- シリアルナンバーマスク機能
- ドライブレター表示に対応
- ハイブリッド HDD に対応 (NV キャッシュサイズの取得に対応)
- 最大で32台のハードディスクに対応
Clystaldiskinfo使用方法
起動すると左のような画面となり、現在の情報が表示されます。基本的にディスク自体を検査するのでパーティション分けされてる場合では1つのものとして認識されます。
各種設定は「機能」のタブから実行します。タブ内の「グラフ」をクリックすると状態をグラフ化して表示してくれるので一目瞭然!
常時監視させたいときは「スタートアップ」をオンにします。そうすることでパソコンの起動時に自動実行されるようになります。
わかりやすい通常モード以外にも「上級者向け機能」が用意され、健康状態の設定やAAM/APM関連の設定、イベントログの確認などが行えます。
パソコンのディスクトラブルは致命的です。OSが起動しなかったりすると再インストールやプリンターなどの各種ドライバの入れ直しが必要になり、大切なデータも消えてしまったら復元も普通は不可能です。しかしこのソフトを使うことで事前にディスクの調子を調べておけば、予期せぬトラブルの前にデータ移行などを済ませられるので無駄な時間を減らすことができます。
PCを構成する部品の中で最も酷使するパーツではありますが、目に見えない部分だけになかなかトラブルには気が付きにくいのが実情です。しかし「CrystalDiskInfo」は、定期的に活用することで大きな成果を上げられる便利なフリーソフトと言えるでしょう。